第一種電気工事士の勉強方法 筆記試験編、ポリテクに入校後の現実

職業訓練校(ポリテク)の選考試験を受ける前に個別説明会で、電気設備科の指導員の先生に質問した時のことです。

第一種電気工事士の試験対策はされてますでしょうか?
指導員
訓練中は決められたカリキュラムで授業を進めますので、授業終了後に補講の時間を設けてサポートします。

これで、入校してから第一種電気工事士の試験に向けてやっていけると
安心しましたが、実際にポリテクに通い始めると、3ヵ月前に入校した先輩方が第二種電気工事士の技能試験の練習の真っ只中。

なんとタイミングの悪いこと。

電気工事士試験担当の指導員は手一杯で、私一人を対応してくれそうな雰囲気ではありませんでした。現実は厳しいと感じましたが、あーだこーだ言ってもしょうがないので、とりあえず独学で筆記試験の勉強を初めることにしました。

試験の難易度から考えると、第二種電気工事士から受験するのが一般的だと思いますが、気が付いたら受験申込み期間が過ぎてしまっていました。第二種電気工事士は来年忘れないように必ず受験します。

第一種電気工事士、筆記試験の参考書

職業訓練校(ポリテク)の指導員の先生に聞いた話ですが、第一種電気工事士の参考書は過去問を基にして作成されているそうです。

過去問をスラスラ解けるようになるには、参考書をある程度勉強して知識を取り入れる必要があります。

第一種電気工事士の参考書といえば、 ほとんどの人がオーム社と電気書院のどちらかを使用しています。どちらも大差はなく、私はぱっと見の印象でオーム社の筆記試験完全マスターを購入しました。

過去問集はオーム社の筆記試験完全解答を購入しました。過去10年分の問題と解説・解答が収録されています。

筆記試験、勉強方法、7月15日~8月14日

職業訓練校(ポリテク) の電気設備科に入校して、新しい生活習慣にも慣れてきたので、筆記試験勉強を開始しました。

ポリテクの受講日は、朝授業が始まる前の1時間と、午後の授業終了後1時間勉強する。

ポリテクの授業がない土日祝日は4時間、必ず勉強するという縛りを予め設けました。1時間勉強した後に、5分休憩を入れるようにしました。

具体的な勉強方法は、参考書の筆記試験完全マスターを読んでは、ノートに書きを繰り返し、特に計算問題で使用する公式は、最低でも一日一つ憶えるようにしました。

筆記試験、勉強方法、8月15日~9月14日

自宅でエアコンの効きが悪い部屋にこもって、勉強していたせいか、連日37度台の微熱が続き、ポリテクに半日休みの許可をもらって、病院に行って診てもらったら、軽い熱中症になっていたようです。水分補給が足りなかったのでしょう。

8月中は体調を整えることに専念して、やむ無く勉強時間を減らしました。

9月に入ると、電気設備科の第一種電気工事士受験予定者が10人位いることもあって、ポリテクの授業が終わった後に、受験対策を1時間、10月の筆記試験までの間、実施されることが決まりました。

第一種電気工事士の資格を保持している指導員による対策講座なので、とても分かりやすい授業でした。

しばらくすると体調が回復してきたので、1日の勉強時間を元に戻し、過去問10年分の問題と解説を読みまくりました。

どうしても分からない問題は飛ばして、あまり深追いせずに、分かる問題を読んで解説を理解して、参考書で更に深めていくやり方で進めていきました。

第一種電気工事士は出題範囲が広いので、合格点に到達するには、満遍なく勉強する必要があります。

筆記試験、勉強方法、9月15日~10月4日

筆記試験まで残り約20日、毎日コツコツと地道に勉強を続けてきた成果を感じます。過去問をスラスラ解けるようになってくると、どんどん面白くなってきます。ここまでくるとしめたもんです。

あとは、試験日2日前まで過去問10年分をひたすらやりまくりました。

筆記試験前日は休養すべし

職業訓練校(ポリテク) の電気設備科の指導員の話によると、筆記試験前日は勉強をしないで、夜は早く就寝して試験に備えたほうが、実力を発揮できると教えてもらいました。

筆記試験前日までに、受験票に写真を貼っているかを確認しましょう。

筆記用具は、鉛筆と消しゴム、鉛筆は2Bを3本準備しておきました。解答を記入するマークシートは、シャーペンだとマークするのに時間がかかるのと、マークミスした時に消しゴムで消した跡が残るのが嫌なので、鉛筆だと決めています。消しゴムは良く消えて、カスがまとまり易いものを選ぶようにしています。

試験会場の確認と所要時間の確認。
1年に一度しか、受験できないので、開始時間に間に合わなかったらシャレになりませんので、2時間前に試験会場に到着できるように、予定を立てました。

第一種電気工事士、筆記試験当日

受験票と筆記用具を持ったのを確認して、予定通り試験会場に2時間前に到着できるように、自宅から車で出発しました。

法定速度で交通事故に遭わないように、安全運転で試験会場最寄りのパーキングに車を停めました。

福岡市内の某女子大の試験会場に割り振られました。

入口が4階なので、階段を数10段上らないといけません。

その階段の1段目に足を上げたときに、悲劇が起こりました。

突然腰に激痛が走り、ぎっくり腰になってしまいました。
おそらく、日頃の運動不足が原因で筋力低下だと思います。

ここであきらめて、試験会場を後にするか、この険しい階段を痛みに耐えて上っていくのか選択に迫られました。

第一種電気工事士を受験する職業訓練校の仲間は別の試験会場に割り振られてしまっているので、だれにも頼ることができません。

階段に手すりが付いていたので、時間をかけて、痛みに耐えて、上っていくことを選択しました。少しずつ一歩一歩足を進めて、なんとか15分前に試験会場に到着することができました。2時間余裕を持って、自宅を出発したので、このような不測の事態でも何とか間に合いました。

ぎっくり腰は椅子に座っていると、痛みが多少和らぐので、落ち着きを取り戻し筆記試験を無事受験することができました。

解らない問題が3問ありましたが、過去問をしっかりこなしてきたので、比較的簡単に試験問題を解くことができました。

第一種電気工事士の筆記試験は、問題用紙を持ち帰ることができますので、解答を記入して試験会場を後にしました。

自宅に帰宅して、オーム社の解答速報で答え合わせをしたら、50問中42問正解できていましたので、翌日から技能試験の勉強を開始しました。

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