第一種電気工事士の勉強方法 技能試験編、ポリテク受講するメリット

筆記試験終了後、問題用紙を持ち帰り、自己採点をして合格ライン以上正解できていれば、翌日から技能試験の勉強を開始します。

第一種電気工事士の筆記試験の合格ラインは、58点だったり、56点だったりと、その年によって変わります。

私の場合は84点正解できていましたので、技能試験の勉強をすぐに開始しました。

技能試験勉強方法、10月6日~11月5日

まずは参考書ですが、第一種電気工事士技能試験公表問題の合格解答を準備しました。これ一冊で十分だと思います。

第一段階は公表問題No.1~No.10までの単線図から複線図の書き方を参考書を見て、真似して書いていきます。

複線図を書くのに4色ボールペンを使用しました。ケアレスミス防止になると思います。赤、白、黒のケーブルが、視覚的にぱっと見て分かりやすいからです。白色は緑で代用しました。

第二段階は、単線図と施行条件だけを見て、実際の試験を想定して、複線図を書いていきます。

第三段階は、施行条件やランプの位置を変えたりして、応用問題に対応できるように対策をしました。第一種電気工事士の技能試験の場合、公表問題通りの問題が出ない場合があります。

大分慣れてくると、複線図を書くのに10分以内で、できるようになってきます。

技能試験勉強方法、11月6日~12月6日

いよいよ、最終段階です。複線図を書くのに慣れてきたので、実際に施工していきます。時間がある限り練習を重ねていきます。

ポリテクセンターを受講すると、第一種電気工事士技能試験で使用する工具一式、スイッチ、コンセント、レセプタクル、端子台等の器具を無料で貸してくれます。電線、ケーブル類は、一部新品、廃材は使い放題です。

電気工事士の技能試験は練習するのにお金がかかりますが、ポリテクセンターを受講すると、その費用を参考書のみに抑えられるのが最大のメリットです。

私の場合は、施行時間短縮のために、ケーブルストリッパーと電工ナイフのみ購入しました。

自宅では複線図を書く練習のみをして、ポリテクセンターでは、授業が始まる前の1時間と、授業後の1時間に施工する練習を重ねてきて、技能試験間近になってくると、40分位でできるようになりました。シーケンスの問題は苦手で50~55分かかります。シーケンスの問題が出ないことを祈るのみです。

技能試験当日

12月ということもあって、朝からみぞれが降る中、早めに自宅を出発して、2時間前に試験会場に到着しました。

試験開始の少し前に、箱に入れられた電線や器具類が配られて、中身の確認から始まります。短いアース線が1本ありましたので、無くさないように注意しました。

試験が始まると、緊張している訳でもないのに、突然手の震えが止まらなくなりました。一瞬もう終わったと思いましたが、15分経過した頃に、手の震えが止まりました。手が震えている間に、問題と施行条件は読む事が出来ましたので、すぐに複線図を書き始めました。

実際の問題は公表問題10問の中で一番簡単な問題でした。15分のロスがあったものの、試験開始から55分後に完成しました。残り5分間で見直しすることができました。特に間違っていたり、重大欠陥もなく、ほっと一安心です。

第一種電気工事士技能試験を受験した感想

技能試験は12月なので、寒さ対策で使い捨てカイロを持参しておくべきでした。この日はとにかく寒い一日でした。試験会場が大学だったので机の幅が狭く、前の席の人の背中がすぐだったので、やりにくかった。普段施工の練習をしていたポリテクセンターの机も幅が狭かったのでなんとか対応はできました。

あと、ケーブルの被覆を入れる袋が支給されますが、その袋を机の上に置く場所がなく、太ももの上に置いてやり過ごしましたが、セロハンテープを持参して、机に貼り付けるとやり易かったと思いました。

技能試験会場に持ち込み可能な物

  • セロハンテープ(何か物を固定するのに使用) 注:試験開始前に使用すると、不正行為と見なされます。
  • クリップ
  • 絆創膏(万が一怪我した時の止血用)
  • 腕時計、置時計(試験会場に時計がなかったり、見にくかったりする場合があります)
  • カッターナイフ(使用は自粛するようになっていますが、禁止はされていません)
  • 手袋やタオルもOKです

第一種電気工事士試験、合否結果

技能試験終了後、約1ヵ月半後に合格証書が郵送で送られてきました。
技能試験に合格することができました。
第一種電気工事士は試験に合格しても、一定の実務経験がないと免許が発行されません。

第一種電気工事士 勉強方法 技能試験

第一種電気工事士試験に合格すると、認定電気工事従事者認定証を申請することができます。
ビルや工場などの自家用電気工作物で使用する、600V以下の (最大電力500kW未満の需要設備) 簡易電気工事を行うことができる資格です。

第一種電気工事士 勉強方法 技能試験

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする