第一種電気工事士

 ポリテクセンターは第一種電気工事士を取得するために行く所ではない

私は職業訓練校の中でもポリテクセンターと呼ばれているところの電気設備科(現在の電気設備施工科)に、2014年7月から12月までの6ヶ月間通い、修了した経験をもとに実体験を語ります。

ポリテクセンターとは?

職業能力開発促進センターの愛称でポリテクセンターと呼ばれています。

ポリテクセンターは専門的な知識と技能を修得するところです

シーケンス制御 信号機の仕組み 電動機の始動運転
LAN工事
CAD基本操作 屋内配線設計 施工
屋内配線工事 工具 材料 電線接続方法
家庭用ルームエアコン 取付 取外し

上から順にカリキュラムが組まれていて、最初の3ヶ月間は電気工事士試験とは全く関係のない座学の授業と実習を受けていきます。

7月に入校するとこういう事態に陥ります。10月に第一種電気工事士の筆記試験なのに授業では一切触れないという環境になりました。

筆記試験完全マスター

そこで筆記試験まで3か月間。訓練が始まる2時間前に登校して自主勉強。

訓練が終わって自宅に帰って2時間。訓練がない土日祝日は1日6時間

最初の1ヶ月間、筆記試験完全マスターで基本的な公式や電気理論を学習しました。

第一種電気工事士筆記試験完全マスター

筆記試験完全解答

過去10年分の筆記試験問題と解答・解説が載っています。

これを筆記試験までの2ヶ月間。地道に繰り返し問題を解いて、訓練中以外は第一種電気工事士の試験に向けて全てを注ぎました。

第一種電気工事士筆記試験完全解答

筆記試験 総勉強時間

7月から3ヶ月間。平日4時間 土日祝日6時間 総勉強時間約400時間した結果。

100点満中(自己採点84点)で合格。

技能試験公表問題の合格解答

10月筆記試験が終わった次の日から1ヵ月は、10問の公表問題の単線図と施工条件を見て複線図を書く練習を繰り返し、11月から1ヵ月は訓練が始まる前2時間と、終わってから1時間、施工する練習をしました。

第一種電気工事士技能試験公表問題の合格解答

技能試験 総練習時間

10月から2ヶ月間。

平日3時間(訓練校で複線図と施工)
平日自宅で2時間(複線図を書く練習)

土日祝日6時間(複線図を書く練習)

総練習時間約320時間した結果。合格。

ポリテクセンターの電気設備科に入校する場合の注意点

4月に入校して第二種電気工事士取得に向けて、訓練をするのはとてもお勧めです。
7月に入校して第一種電気工事士取得に向けて、訓練をするのはカリキュラム順番と試験の内容が合わないので、相当の努力と時間と工夫が必要なのでお勧めしません。
10月と1月に入校する場合は、電気の知識と技能を習得したくて、訓練をするのはお勧めです。

※各都道府県によって入校月が異なる場合があります。

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